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第5章 信の恋愛事情

「おいおい」
「何を騒いでるんだ」
「お！！」
「誰だ？その子は？」

親父が料理を手にやって来た

「信の同僚です」

啓介先輩が時田を紹介する

その後のユキさんの意味深な笑い顔
なんだよ～～
ユキさん
俺がユキさん一筋だって知ってるだろ～～


「あ、あ・・・」
「わ、私は・・・」
「ユキさんに・・・」
「ご飯食べに来ない？って誘われて・・・」

時田は皆にここへ来た経緯を説明した

「お、おれは・・・」
「コイツが・・・」
「こけそうだったから・・・」
「支えただけで・・・」

俺はユキさんに言い訳した

まぁ・・・
俺の事なんて微塵も考えちゃいないだろうけど・・・



「お似合いのカップルですね」

え？
何て言った？
誰の事？
は？

俺は啓介先輩の横の声の主をじっと見た

なんとまぁ・・・
悪意のない・・・
天使のような純真無垢なお顔で・・・
ニコニコとしてらっしゃる・・・

するとそこに居た俺と時田と啓介先輩の横に居る女の子以外の皆が笑った