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あなたがすきでたまらない
第7章 このはのモテキ
「勝手な噂に振り回される子なら友達になんて願い下げだわ。って思ってたんだ」
「でも、昨日、柳君と教室まで来たこのはを見て・・・」
「私みたいになってほしくなくて・・・」

「優しいんですね」

「このはが柳君を好きになったなら別だったけど・・・」
「転校初日の数時間だよ?嫌な予感しかなくて・・・」
「このは美人だからアイツの毒牙にかかったらと思うと心配で・・・」

「そうだったんですね」

私は少し離れた伊織ちゃんの肩をそっと撫でた


「実際、柳君と付き合ったからってあんまりいい噂は聞かなかったしね」

「へぇ・・・」

「二股とか浮気とか・・・って、泣いてる子も多いみたいだね」

「へぇ・・・」

「このは、へぇ。ばっかり!!そりゃそうか、興味ないよね!!」

「そ、そんな事・・・」

は、ないですよ。とも言えないな。
だって興味ないんだもん


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