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あなたがすきでたまらない
第8章 信と時田ちゃん
「ゲームセンター?」

「そっ。ゲーセン嫌い?」

「ううん!!私も滅多に来ないから・・・楽しそう!!」

「そっか」

後藤君らしい!!
いつぶりだろう?
ゲームセンターなんて・・・
ワクワクしちゃうよ!!


「どれが欲しい?」

UFOキャッチャーの前
後藤君が私に訊ねた

「後藤君、得意なの?」

「まぁまぁかな?」

謙遜しつつも自信がある顔

「ほんとに~?じゃあね・・・」

私が指指したのはさっきの映画の人形

「・・・こんなんでいいの?」

「これがいいの・・・き、記念になりそうだし?」

この人形を見ればいつでも思い出せそうだし?
子供っぽかったかな?
なんて自分でも思うけれど・・・

真剣な顔の後藤君
500円じゃ取れなくてムキになってる所も可愛かった
何より、私の為にって言うのが嬉しくて・・・

「わぁ!!すごい!!すごい!!」

「ほらよ」

「ほんとに貰っていいの?」

「当たり前だ。と、時田の為にとったんだし・・・」

「ありがとう!!大事にするね!!」

「お、おう!!」

ほんとだよ。
ずっと、ずっと大事にするからね!!

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