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あなたがすきでたまらない
第18章 水心あれば魚心
「う・・・うん!!宝と、多田くんには悪いけどね!!」

へへっ。って笑って顔が赤い伊織
可愛いな。可愛すぎんな。

抱き締めたい
触れたい
触れられたい・・・

「ん~。次はどこに行こっか?」

人差し指を立てて唇にあてながら考える伊織

(あっ・・・唇・・・触ってる・・・)

俺の童貞の高校生男子の合ってるか合ってないかわからないネットの都市伝説的な知識が思い浮かんでしまった

(女の子が唇に手を当てたらそれはキスをして欲しいサインです)

そ、そんなん、嘘だろ!!
そんなの真に受けてたら女子はみんなキスされまくってるわ!!
あほか!!

って思ってネットの情報を馬鹿にしてたのに・・・
俺の思考回路はどうしてもさっきの大人なキスの余韻が残ってて・・・
伊織の行動を自分の良い様に解釈しまくってる俺が居て・・・
こんな下衆な俺・・・嫌んなるわ

伊織に知られたらどうすんだ?
俺の頭ン中のエロ!!
どっか行け!!
ばーか。ばーか。とにかくばーか。
俺のアホの童貞野郎!!

自分で自分を懲らしめた

なので許してくれ
俺が伊織にこんなエロい感情を持った幼馴染の恋人である事を

「・・・さっきは俺がここに来たいって言ったから・・・次は伊織の好きなとこでいいよ」

必死で自分の思春期の感情を隠しながら平静を装った

「私は・・・直哉と二人なら・・・どこでもいいんだけどね!!」

ちょっ・・・
今・・・このタイミングで何てはしたない事を言っちゃってんだよ!!
そ、それは・・・あれか?
ユニバじゃなくて・・・
その・・・
噂に聞いた事がある
ネットの情報の・・・
か、カラオケとかもあって・・・
食事もできて・・・
お、お風呂なんかもあって・・・
べ、ベッドとかもあって・・・
は、入るのに大変勇気がいると言う・・・あれか?
ら、ら、ら、ラブホテル!!

「どこでもって・・・そ、そんな、はしたない・・・」

そんなはしたない事を伊織が思ってる訳なんてないのに・・・俺のあほ

「はしたない?」

「い、嫌!!ごめん!!なんでもない!!」

「変な直哉~」

「と、とにかく!!ここから出よう!!そんで・・・そっから話そう!!」

この場所が悪いんだ
そうだ。そうしよう。そういう事で。
自分自身を納得させて・・・
俺は伊織の笑顔を見る為にここへ来た
と、言う使命感を持って邪な心に蓋をした
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