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第20章 合縁奇縁

例えば・・・
俺自身が年齢とか関係なく・・・
俺の欲望が忠実になれる世界なのだとしたら・・・
間違いなく

俺は俺の欲望に忠実にこのはを俺の中で雁字搦めにして離さない

籠があるのだとしたら、鍵を閉めてこのはを出さない
それ位、愛してる。



世間一般の道徳？
世間一般の常識？

歯向かった俺、俺なりのケジメはつけた
念願の刑事も辞職したし・・・
後ろめたさ？
そう・・・

このはの覚悟をまだ確かめてない・・・

俺も中途半端だよな


高校生活・・・
を・・・

普通に送らせてやりたかっただけなのに・・・


（独り占めしたい）
（このはは俺の嫁）
（証が欲しい）
（このはは俺の嫁）
（俺、以外の男は・・・全員・・・このはを見る事も許さない）

考えてしまう
己の愚かさに・・・
溜息を吐く



もっと余裕でいたい
もっと大人な啓介さんでありたい
もっと・・・
もっと・・・

もっと・・・？

もっと・・・
このはを・・・

もっと・・・
俺の・・・

俺の？




俺の・・・

俺だけのこのはで居て欲しい！！

俺だけのこのはにしたい！！