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あなたがすきでたまらない
第3章 啓介さん
「手口って・・・」

このはは本当に尋問されてる様だった

「で?」
「それからどうした?」
「他に何を言われたの?」
「二人の教室までの会話は?」

「えっと・・・」
「名前を聞かれました」
「谷川このはです。と、答えました」

「ほうほう」
「で?」
「相手は何と?」

「柳 瞬」
「シュンでいいよって・・・」

「か~~!!」
「奴の言いそうなセリフだわ」

紺野さんが熟年の刑事に見えてくる


「で、何て答えたの?」

「このはと呼ばれたので・・・」
「谷川って呼んで下さい。と、言いました」

「えらい!!」
「良く言ったね!!」
「奴はすんなり引き下がった?」

「いえ・・・」
「このはちゃんと言われたので・・・」
「ちゃんもいりません。と、言いました」

「よしよし!!」
「このははいい子だね~~」

紺野刑事・・・じゃなかった
紺野さんはこのはを褒めた



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