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第2章 神を信じた男

　今年二十歳になった香澄は、この映画では女子高生を演じている。
　あどけない笑顔はまだまだ制服を着ても違和感がなく、日本一制服が似合う女優とスタッフに持ち上げられ、照れたような笑顔を見せていた。

　信二はあの顔に精液をぶちまけてみたい、と思う。

　スタイルは標準的だが短いスカートから伸びる太ももが肉感的で性欲をそそる。胸はあまり大きくはないようだが清純なイメージの香澄にはそれがよく似合っている。

　そんな信二の舐め回すような視線に気付かず、ただ目が合ったと思った香澄は信二にも爽やかな笑顔を見せてくれた。


　泊りがけでロケに出かけることになった。香澄はもちろん信二も同行する。

　このロケがチャンスだ。信二はタイミングを窺う。