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シミュレーション仮説
第2章 神を信じた男
 信二は香澄との約束などはじめから守る気はない。

 そもそもが「口で射精させられたらやめる」という約束なのだ。まだ慣れていない香澄を徹底的に責め口で出来ないほどによがらせてやればいい。そうすればなし崩し的に挿入することが出来る。
 それに必死にフェラチオをする香澄の顔も悪くない。肌は透き通るように白く染みひとつない。左の鎖骨のあたりにあるホクロですらとても可愛らしく思える。

 清純派で売る美少女が全裸で苦しそうに男のものを頬張る。
 男の加虐心をそそる光景だった。もちろんフェラ顔もすでに何枚も写真に収めている。

「うぐ…んん…ぐっ!」

 信二のもので口を塞がれたままく曇った喘ぎを香澄が漏らす。
 再びクリトリスを責められ、それでも口を離すことも許されず、香澄はただただこの時を耐えた。

 しかし今度のクリトリスの責めは先程のものとは違った。もっと執拗にもっと強烈に責めてくる。

「んん…んっ、う…んぐ…」

 閉じることのできない口から涎を垂らしながらも処女を失いたくない一心で香澄は懸命に頬張り続けた。

 しかしそんな健気さも女を襲い慣れた信二の責めに打ち崩されていく。
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