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第3章 相性

千夏さんが安定期に入って
スワップをする事になった。

子供たちを妻の実家に預けて
お互いの家の中間地点の
温泉地への一泊旅行。

半年ぶりに見る千夏さんは
一目で妊婦と分かる出で立ち
だった。

あのお腹の中に俺の子供が
宿っているんだと思うと
何だか嬉しい。

ここで私はある提案をした。

宿帳に交換した夫婦で署名を
するのだ。

先ず妻が「面白い！」と
言って乗ってきた。

高木は苦笑いをしたが千夏さんは
真剣な眼差しを俺に送っていた。