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終わりの向こう側
第4章 妻の幸せ
私は大人の男ですが泣きました。

声を出して泣きました。

隣近所、特に押尾に知られたくは
ないのでベッドルームへ
走り込んで布団をかぶって大声で
泣きました。

どれほど泣いていたのか分かり
ませんが私はそのまま眠って
しまいました。

気が付き起き上がって時計を
見ると夜中の3時です。

その後は寝ようと思っても
目が冴えて眠れません。

焦燥感の中で何時間も
居ました。

心に去来するのは友里との
思い出ばかりです。
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