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第6章 卍（まんじ）

彰は体調不良からバイトを
早退してきたのです。

最近無理をして
たくさんバイトを入れているのが
原因のようでした。

少し前からドアの外で中の話を
聞いていたようで
彰「俺が稼いで何とかするから、
お母さんは心配しないで」

彰父「お前なんてことを！」

彰の胸倉をつかむと
彰「お父さんに言われたくはない。
裕子を、いや裕子さんを
妊娠させたんだから」

これには彰父も引き下がらざるを
得ません。

体調が悪いのが一目でわかる彰ですが
彰「とにかくお母さんの
お腹の中の子供は僕の子だ。
僕も二十歳を超えているんだから
育てる権利があるよ」

お母さんが泣き崩れました。

とにかく、彰を布団に入れて
寝かせました。

彰の体調が良くなってから
もう一度みんなで話し合うことに
しました。

この時で確認したのは
３人とも子供を産むという事です。