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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第3章 クリスマスイブの幸せ-仕事と寂しさと喜びと
また悪いクセの考え過ぎだと、思いを振り切って仕事に集中‥
遠藤さんに言ったのは嘘ではなく、本当に目処が付かないと帰れない。
「後2ファイル分だし‥」
書式形式の2ファイルと、端末の2ファイルじゃ訳が違う‥
中身は‥‥もう言いたくないくらい膨大、そりゃそうだよねクラスターグループ本社子会社全てだもの。
国内5本の指に数えられる巨大企業クラスターグループ、系列子会社全て含めると1000以上の会社が存在‥
その全てだもん、こんな事になるよ。
だけど査定整理は必要な事、事故がある子会社まで面倒は見ていられない、不良関係は潰すか合併か他会社に引き渡し、それを見極める為の経常報告と売上高比率。
本音を言えば、こういうのは私の範疇外だったりする‥
私の専門は政治経済とコンピューター学で、経営学は独自勉強中。
出来ない事は無いよ?
学生時代から紀永のサポートを軽くしていたもん、ついでに言えば簿記関係のような数字物は好きだし得意。
だから今回のこれも受け持った、大変なのは目に見えていたから、見逃せなかったのかな。
「・・・・??」
あれ??
別端末から点滅表示‥
これは‥‥この会長室フロアーに人がいる表示だよね、まさか遠藤さん?
ちょっと個人ID表示に切り替えて見たら、IDは‥‥社長、朔夜叔父様の物。
「・・・えっ!?」