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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
嬢ちゃんと別れた後、次に俺が来たのは、本社と同じ街にある小規模スペースのコンサート会場。
今日は此処で復興チャリティーコンサートをやっていて、クラスター社というより早乙女も、このチャリティーに参加している。
「お待ちしておりました早乙女社長‥
ですが、コンサートはもう少しで閉演時間になってしまいます」
「仕事で時間が取れなくてな、演奏を聞くのは次回の楽しみに取っておこう」
主催側の責任者と、会場では無く建物内の応接室へと向かう。
この手は募金だけしておけば文句は出ない‥
割り切った考えだが、早乙女はかなりの数のチャリティーや募金をしていて、それをいちいち構っていては、やっていられないのも本音。
今回は、本社があるこの街でコンサートをやるという事で、俺自身が来ているが、普通この手は広報部の仕事になり、こちらは募金の手配をするのみ。
「そちらの指定口座に募金はさせて貰っている、後は此処に集まった者達の善意」
「ありかとうございます早乙女社長、そしてこの小ホールの無償貸し出しに同意して頂いた事も、ありがたく思っております、後は本当に人々の善意です、我々が強制する事は一切ありません」
「そう願いたいものだ、悪評はクラスター社にも影響を及ぼす」
「勿論です早乙女社長」