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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
「10代って‥
彼は20代後半‥‥」
「会長の10代は老け顔‥‥いや大人びていたんだ、ただ今の遠藤のように黒髪で下ろしたままの髪型、その頃の会長に確かに似ている俺よりも」
彼女はまた考えているよう、今の俺の言葉に引っ掛かる事はあったか?
「早乙女会長は、早乙女社長と同じくらいでは?
噂話だけで実像は分からないけど、それなりに上の年齢と聞いていた」
「会長が?
ははは‥‥確かに実像は一般には分からん、敢えてそうしているからな‥
会長が本甥で俺が叔父、彼奴はまだ30代後半‥‥これも世間には公表されていない」
「嘘ぉ!?」
「と、言われるから隠している‥
だが実力は向こうが遥かに上で、ついでに言えば成人を超えた1人娘も居るんでな、理由があって結婚はしていない、したく無いんだろう‥
俺には散々見合いとか言うくせに、向こうには諦めムード‥‥俺も諦めてくれんか姉は‥」
前から姉は、紀永に対して見合いとは言った事が無い‥
あの事情もあるが、言う気は全く無さそう。
後継者という目で見れば、能力確かな嬢ちゃんが居る‥
それで自分の方は有耶無耶、間違っても結婚する気など無い‥‥そんな事をしたら嬢ちゃんが悲しむ。
「会長のお嬢様‥
もしかしてそれが彼の‥‥」