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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
「ストレス発散って、彼はそんなに耐える人なの?」
「??
遠藤が珍しく連絡するなど言うから、てっきり仲が良いと思っていたんだが‥
耐える‥‥な、確かに必要以上には耐える、秘書になる時にそう教えられたのもあるが、自制心はとんでもなく高いのは確か、だから時々爆発する‥‥俺も会長も心配しているのはそこだ」
「会った事があるのは前に一度だけ‥
必要以上に‥‥だから早乙女社長との言い合いを止めない、溜め込んでしまうと後が大変だから」
「ゲスな勘ぐりだったか?
あの遠藤が自分の身元を話す事はまず無い、つい最近まで早乙女外戚というのは社内でも秘密だったんだ‥
俺でストレス発散をしている内は余計な事にならない、ついでにムキになって反論するのが楽しいと来た」
「・・・なんて言えば良いのかしら?
私の勝手な片思い‥‥振られちゃった、ダメね私って‥‥」
「前に聞いた、少し俺に似ている男というのは遠藤の事だったか」
「・・ええ・・
どことなく似ていると思ったの」
彼女の感は本当に侮れない、物事を良く見、良く聞く‥
だから周りに流されず、的確な事を見付ける。
ピアニストの感性‥
これは俺も予想外だった。
「確かに似ているな‥
血が近いせいもあるが、俺と会長が遠目では判断しにくいのと同じで、遠藤も会長をかなり若くした感じに近い‥
とは言え、それは10代の頃の会長だがな」