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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
ハーフの特徴なのか、確かに彼女は美しい‥
光の加減で金髪に見える髪、透き通った翡翠色の瞳。
そして‥‥何よりも雰囲気と言うんだろうか‥‥似ている‥‥嬢ちゃんに‥‥
見た目では無い、その中身‥
少々気が強そうでいて優しさもある、そして内から溢れる大人の魅力。
嬢ちゃん自身は気付いていないかも知れんが、ごく稀に魅せる嬢ちゃんの大人の表情‥
それは多分に紀永にだけ魅せるもの、だがある雰囲気を完全に隠し切れるものでもない。
(全く‥‥遠藤は何処までも‥‥)
無意識だろうが、嬢ちゃんに似た女性に興味を持った、本質的にこういう女性が好みなんだろう。
「・・早乙女社長?」
「ん?ああすまん、少し考え事をしていた‥
遠藤は良い女性を選ぶのが上手いってな‥‥本心だぞ??」
「・・早乙女社長にそんな事を言われるとは思わなかったわ‥
彼から強引な誘惑は嫌うと聞いていた、それに純粋に演奏に興味だって」
「確かに演奏に興味を引いた、クラシックなど殆ど聴かない俺が、初めから聴きたかったと思うほどには‥
強引な誘惑ってのは、横から余計な手を回して、女を当てがおうとするのが我慢ならん、女は駆け引きの道具じゃない、差し出されたからと言って乗る性格でも無い」