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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
散々迷った挙げ句、俺が選んだ選択肢は・・・
「・・良いのか俺が奪って・・
忘れられるのか遠藤を?
だとしたら俺はお前を奪う、行為の最中まで遠藤の変わりは勘弁だリュカ」
「わ‥‥私は‥‥」
俺ははっきり言った‥
遠藤の変わりでは無く、俺としてリュカを抱くと。
決めるのはリュカ自身、忘れる為というのだったら、俺は手を貸そう‥
それこそ馬鹿な甥っ子の後始末だ。
それが俺の役回りだろう??
「俺としては、このままリュカを奪いたい‥
忘れさせてやる遠藤の事を、俺で塗り替えてやる」
抱き締めたままだからこそ、俺はリュカの耳元で甘く囁く‥
何時ぶりだろう、その気になったのは、数年は女っ気は全く無かったんだがな。
「・・忘れ‥‥させて・・早乙女社長・・
いえ朔夜‥‥さん・・」
「分かった‥
此処じゃ主催側が五月蝿い、移動するが構わないか?」
「構わないけど着替えさせて、コンサートそのままなので‥‥」
「クリスマスイブだから、そのドレスでも違和感が無さそうだが、着替えたいと言うんなら、俺は部屋の外に出ている」
「ありがとう」
もう一度だけリュカの唇を奪ってから、俺は抱き締めている腕を離し、部屋の外で待つ事にした・・・