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禁断背徳の鎖外伝ー多忙者達のXmas
第2章 クリスマスイブの噂-セフレの噂とイタい現実
リュカを嬢ちゃんの変わりにするつもりは毛頭無い‥
リュカはリュカ、別人であり別の人生。
ただ少し忘れたいが為、リュカが遠藤を忘れたいのと同じく、俺も嬢ちゃんに対する余計な思いを忘れたい。
言わば似た者同士‥
傷のなめ合いと言われればそれまでだが、それで救われる事だってあるんだ。
・・丁度今日はクリスマスイブ・・
過去と現在の思いを振り切りたい思いと‥
振られた思いを振り切りたい思い‥
そんな2人が、こうしていても良いじゃないか、今日だけはイタい現実から目を背けて・・
「はぁはぁはぁ‥」
「・・良かっただろう?」
「はぁはぁ‥
朔夜って‥‥女性関係豊富??」
おいおい、今それを聞くのか??
「なんだ、リュカよりは人生長いからなぁ‥
少しばかり経験が豊富で収めて欲しいな」
「上手過ぎるもの」
「それもまた経験だ‥
独身が長いんだ、摘まみ食いくらいするだろう?
仕事とは全く別のところで‥‥」
結局のところ俺も紀永も遠藤までも、早乙女やクラスター社とは関係無いところで遊んでいた‥
どうやら考える事は全員同じらしい‥‥困った家系だな。
「余裕があるんだったら、まだイカせるぞリュカ?」
「・・・朔夜は?」
「・・俺か?
欲望だけで突っ走る年も過ぎたんでな、ある程度の我慢は効くんだよ‥
俺の事は気にするな」