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第5章 本番　熟女との情交の始まり

「電気も」

頭の上にあるダイヤルを回して部屋を薄暗くした。

セックスを終えた体は心地よい気だるさに覆われる。

包まれた寝具の柔らかに促されてウトウトとまどろみながら、あんなに濃厚な交わりをしたくせに、今はうぶに布団の中で相手の手を探った。

そして指先が触れると、それこそ初めて手をつなぐようにお互いから一本、一本の指を絡めあってしっかりと手をつないだ。

女の手のひらは薄くてやはり柔らかい。

その手のひらから安心感が伝わってきて本当に眠くなり、半分は夢の中に落ちて何も話さずにいた。

それは女も同じなのか、つないだ手さえピクリとも動かない。