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わざとの嫉妬、それからの・・・
第6章 朝の手淫
それから手が下の陰部に来るかと心構えをするが、気ままな台風のように女の手は予想した軌道をそれて太腿へと向かう。

すぐさま(違う)と思ったが、そのままジッとしてその行方を伺った。

今は手のひらではなくて一つの細い指先と親指の根元だろう部分が男の体を這っている。

その指先がヘソから斜め下におりてきて、足の付け根の段差を過ぎて太腿の上を膝に向かっている。

滅多に触れられることないソコをナゾリ触られるとなんともくすぐったい感触に襲われ、更に外側へとそれて触られるとゾクゾクッと背筋にわき上がってくる快感に鳥肌が立った。

膝横の窪みをクリクリされてから膝頭を撫でられ、いよいよ腿の内側にやってきた。

陰部から離れていること約20センチ。その距離にやっと触ってもらえると男は期待に胸膨らまし、玉袋がキューッと絞まる感じがした。
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