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わざとの嫉妬、それからの・・・
第7章 同僚達と
話す息が耳に掛かり、肩には胸が触れそうなほどだ。

いつぞやの飲み会で隣同士で飲んでからというもの、この女は妙に親しげに話すようになってきたのだった。

それで、もしかしたら俺のことを好きになったのかなと思ったりもしているのだが、いかんせんそのようだから耳がくすぐったくて胸も気になるから尋ねられていることに集中するのが大変だった。

途中、何度か土井咲子の胸に目が行った。

ブラウスのボタンはキッチリと上まで留められていてブラジャーはもちろん胸元の肌も見ることはできない。

でもどうしても何度もソコを見てしまった。

そしてさして難しくもない疑問に答えてやると、土井は礼を言って戻っていった。

木戸はその後姿をほんの少しの間だけ見送った。
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