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第8章 二人で自慰をして

男はそれを聞いてやはりホッと安堵する気持ちがした。それはやはり顔に出たのか「フフフッ」と笑われて、釣られて男も微笑んだ。

「木戸君は？無かったか、喫茶店だもんね」

「そんなことないよ。チュウはしてきた」

「あら、どこで？裏切りモノだったのね」

そう言う女の顔は怒ってはいず、むしろ楽しんで笑っていた。

「ただ、正確に言うとしたんじゃなくてされたんだけどね」

「ふ～ん、やっぱりウワサ通り土井さんて最初から積極的な女の子なのね。ね、それでどうだった？もしかしてホテルまで行っちゃってたとか？」

「ないよ。こんな時間に帰ってこれないし」