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わざとの嫉妬、それからの・・・
第8章 二人で自慰をして
そして脱ぎ終わった女が浮かしていた片尻をおろして座りなおすと、閉じた太腿と下腹にできた逆三角形の隙間で色づくバラ柄の黒パンティにまた目を奪われた。

そんな男の情操をからかうように女は脱いだ白ズボンを男の方に差し向けてヒラヒラさせた。

それを受け取った男。

ファスナーが降りた前面をこちらに探し向けるとチラリと女の方を見やり、それからガバッとそのファスナーの下辺り、ちょうど性殖器を包んでいた辺りを口と鼻に押し当ててそのニオイ、空気を吸い込んで見せた。

そうされることは予想できただろうに、それでも女は小さく「あっ!」と声を上げる。

ほとんど無臭の服地の中に匂いに僅かに嗅ぐことができる女のナマ臭は酸味と甘さが霞のように吸うことで漂ってきた。

微かなる女の痴臭。
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