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わざとの嫉妬、それからの・・・
第9章 中華店でのワイセツ
終電まであと1時間弱と、木戸は意図しない部長から処理を命令された突発的業務で帰りが遅くなっていた。
誰もいなくなった事務所で一人終わり間際になった仕事をしていると、その部長も行った幹部達との会食に借り出されていた飯島亜紀子がアルコールに幾分顔を赤らめて戻ってきた。
「あら、まだいたの?」
「うん。もう、終わるけどね。そっちはどうしたの?」
「忘れ物しちゃったのよ。急に連れ出されたから」
そう言いながら女は自分の机の引き出しをなにやらゴソゴソしているので、「人気者は大変だね」とイヤミを言うと鼻先で笑ってスルーされた。
それから「あったぁ。これでよし」とこちらにも聞こえるような声がすると、そのまま「ご飯は食べたのっ?」と聞かれた。
誰もいなくなった事務所で一人終わり間際になった仕事をしていると、その部長も行った幹部達との会食に借り出されていた飯島亜紀子がアルコールに幾分顔を赤らめて戻ってきた。
「あら、まだいたの?」
「うん。もう、終わるけどね。そっちはどうしたの?」
「忘れ物しちゃったのよ。急に連れ出されたから」
そう言いながら女は自分の机の引き出しをなにやらゴソゴソしているので、「人気者は大変だね」とイヤミを言うと鼻先で笑ってスルーされた。
それから「あったぁ。これでよし」とこちらにも聞こえるような声がすると、そのまま「ご飯は食べたのっ?」と聞かれた。