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わざとの嫉妬、それからの・・・
第10章 欲情する尾行
その下がっていく店員とすれ違うようにして、見覚えのある確か新井と同じ会社のはずの男二人が店から出て行くのが見えた。
それを見て岡本も席を立つのを急ぎ出し、「これで払っておいてよ」と一万円を木戸に渡すと、「先に悪いな」と顔の前で手を合わせながら消えていった。
それを「お疲れ様でした。また飲みましょうね」と手を振って見送った土井は相変わらずのニコニコ顔のままで、その前に座っている木戸は何とも気まずさを感じて「じゃあ、そろそろ終わりにしようか」と言って土井を見てから飯島亜紀子も見ると、女はなんとなくそれに頷いてくれた。
だが、それに土井は「あら、まだいいじゃないですか。さっき頼んだのがすぐに来ますよ」と聞いてくれなかった。
向こうのレジカウンターでは新井が支払をしているのが見えている。
終わったらこちらに来るのは明らかだ。
それを見て岡本も席を立つのを急ぎ出し、「これで払っておいてよ」と一万円を木戸に渡すと、「先に悪いな」と顔の前で手を合わせながら消えていった。
それを「お疲れ様でした。また飲みましょうね」と手を振って見送った土井は相変わらずのニコニコ顔のままで、その前に座っている木戸は何とも気まずさを感じて「じゃあ、そろそろ終わりにしようか」と言って土井を見てから飯島亜紀子も見ると、女はなんとなくそれに頷いてくれた。
だが、それに土井は「あら、まだいいじゃないですか。さっき頼んだのがすぐに来ますよ」と聞いてくれなかった。
向こうのレジカウンターでは新井が支払をしているのが見えている。
終わったらこちらに来るのは明らかだ。