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わざとの嫉妬、それからの・・・
第2章 前段階 第一弾
「あら、私の方も褒めてくれてくれるの。ありがとう、うれしいわ」

笑顔で、しかし気持ちは篭ってない声で言われるともう積み重ねていた小さな我慢の限界で、ガッ!と亜紀子の細い肢体を引き寄せた。

「アンッ!」と小声ながらも驚きの声を上げてバッグも落とした女にはかまわず、グッ!!と強く抱きしめると髪のかかる首筋に顔を埋めて香る甘い匂いの肌に唇を当てた。

「ダメょぉ、こんなところで。はなして・・・」

そんな言葉とは裏腹に力のない手で上辺だけで押し離されそうとするが、もちろんそんなもので離れるわけがない。

愛しい女の尻を幾度も撫でると、次には体の間を少し空けて胸を触りそして瞳を見つめた。

「だめよ、こんなことして・・・」

衣服の乱れを直しながらそう言う女も目を潤ませている。

そしてその目で見つめられながら下ではズボンの前ファスナーを下げられ、しなやかな手が中に入ってきた。
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