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わざとの嫉妬、それからの・・・
第11章 倒錯の戯れ
引く時、挿す時、それぞれに熟女の口から艶やかな息遣いが漏れてくる。

男はそんな快感に揺れる女の顔を上から見つめながら、ぼんやりとこの飯島亜紀子の横で土井としている場面を思い浮かべた。

同じように正上位で土井と交わっている横で、体を触られながら悲しそうな表情でこちらを見ている飯島亜紀子。

妄想の中の自分の感情を同じくしている木戸は、その顔を見て悪いと思うよりももっともっと悲しい表情をさせたくなる。

それでピストンする腰の動きを強めて、「アン、アン」と土井を声高く鳴かせた。

初めてする女の喘ぎ声と慣れた女の何とも言えない表情に男は大いに悦に入った。

そして現実でも腰の動きが激しくなって、視線の下で熟女が喘ぎ声を上げている。
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