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わざとの嫉妬、それからの・・・
第4章 前段階 最終節 飯島亜紀子と合流する
一度のセックスを終えると木戸は淑江を近くの駅まで送り、そして自分も家路についた。

その道中で男は一つ物凄く後悔していることがあった。

それは亜紀子とレストランで互いの相手を見せ合ってそれからセックスをするということまでを決めていて、それから後はどうするか曖昧ですぐ会うのか、メールをするのかはたまた後日話すのかちゃんと決めていなかったことだ。

今、何している、どうなっていると頭の中が熟女のことでいっぱいになる。

(なんだかなぁ)と言う気持ちにいたたまれず、途中で店の中が覗けたバーに立ち寄った。

初めて入るそのバーは週末の夜で混んでいたが、それでも外からカウンターの端が空いているのが見えていたから、そこに座ってウイスキーのロックを頼んだ。
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