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君を孕ませたい
第10章 君に触れたくて堪らない
関係を終わらせる理由が知りたい
そうでないと納得出来ない
そう訴えてくる沙織に実咲のことを悟られぬようするのに必死だった。
話したところで実咲に対して馬鹿な真似はしないと思うが、自己顕示欲の強い女性だ。万一ということもある。
興奮している彼女の言い分を聞き、
宥め、謝罪する自分に、「好きだったの」と涙を溢れさせる。
体の関係を結べば多少なりとも情は湧いてくるが、自分のそれは情愛とは程遠いものだった。
俺の気持ちは変わらない、そう告げると、長い沈黙の後、最後に一度だけ普通のデートがしたいとせがまれた。
これまでは主にホテルや彼女達の部屋で会うことが多く、食事を共にする程度でデートらしいことは皆無だった。そもそもの互いの目的は性欲の解消だったのだから。
それで終わりにする。
沙織のその言葉を信じ、その日は日付が回った後にようやく解放された。
そうでないと納得出来ない
そう訴えてくる沙織に実咲のことを悟られぬようするのに必死だった。
話したところで実咲に対して馬鹿な真似はしないと思うが、自己顕示欲の強い女性だ。万一ということもある。
興奮している彼女の言い分を聞き、
宥め、謝罪する自分に、「好きだったの」と涙を溢れさせる。
体の関係を結べば多少なりとも情は湧いてくるが、自分のそれは情愛とは程遠いものだった。
俺の気持ちは変わらない、そう告げると、長い沈黙の後、最後に一度だけ普通のデートがしたいとせがまれた。
これまでは主にホテルや彼女達の部屋で会うことが多く、食事を共にする程度でデートらしいことは皆無だった。そもそもの互いの目的は性欲の解消だったのだから。
それで終わりにする。
沙織のその言葉を信じ、その日は日付が回った後にようやく解放された。