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君を孕ませたい
第10章 君に触れたくて堪らない
タクシーを降りて門扉を開けた瞬間、リビングの灯りが消えるのが見えた。



走って玄関まで向かい、勢いよく玄関扉を開けると、階段を上ろうとしている実咲が視界に入り、駆け寄りきつく抱きしめた。



(久しぶりの実咲だ)

抱きしめたくて堪らなかった
実咲の甘い体臭を、悟られぬようすうっと吸い込み身体中を満たす。



実咲の用意してくれた夕食を共に食べ
幾日か振りに一緒に入浴する



生理がきたと恥ずかしそうに告げられ、安堵感の混じる実咲の表情に、落胆する心を抑え悪戯に微笑むしかなかった。



実咲の気持ちは俺に向き始めているんだ
焦らなくてもいい



・・が、出来ることなら毎日熱い欲望を実咲の最奥に注ぎ込み、身も心も縛りつけて自分から逃れられなくしたい



まだ16歳の実咲に自分の欲望を全てぶつけ、どろどろに甘やかし、果てない愛撫を重ね、自分の与える快楽なしではいられぬようその身体に教え込みたい



実咲を後ろから抱き抱えながらそんな考えを拭うことができずにいた。



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