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君を孕ませたい
第11章 新しい生活
顔を上げると同じクラスの女子生徒が二人立っていた。
「えっと、確か川崎さんと・・・」
川崎若菜という女子生徒は体育の授業でペアになった為名前を覚えたが、もう一人の名前は浮かんでこなかった。
(授業中に座席表で覚えておけば良かった・・)
「鈴本、鈴本由香里。宜しくね」
申し訳なさで言葉に詰まる私に明るい笑顔で返してくれた。
「帰るところごめんね。立花さんて部活とか入る予定ある?」
「部活・・まだそこまで考えてなかった・・」
新しい環境に慣れるのに必死で多くのことを一度に考えることはできなかったけれど・・地元の高校では茶道部に入っていたけれど、どうやらこの高校には茶道部はないらしい。
「私たち家庭科部なんだけど、見学だけでもどうかな?部員数が少なくて、先輩に転校生が来たことを話したら声を掛けてみてって言われて。お願いっ、見学だけでも良いから」
(あんまり興味はないけど・・断る理由もないからなぁ・・)
「うん。見学だけなら」
折角声を掛けてもらえて嬉しかったこともあり、私はその日、川崎さん達に連れられて家庭科部の活動の様子を見に行くことにした。
「えっと、確か川崎さんと・・・」
川崎若菜という女子生徒は体育の授業でペアになった為名前を覚えたが、もう一人の名前は浮かんでこなかった。
(授業中に座席表で覚えておけば良かった・・)
「鈴本、鈴本由香里。宜しくね」
申し訳なさで言葉に詰まる私に明るい笑顔で返してくれた。
「帰るところごめんね。立花さんて部活とか入る予定ある?」
「部活・・まだそこまで考えてなかった・・」
新しい環境に慣れるのに必死で多くのことを一度に考えることはできなかったけれど・・地元の高校では茶道部に入っていたけれど、どうやらこの高校には茶道部はないらしい。
「私たち家庭科部なんだけど、見学だけでもどうかな?部員数が少なくて、先輩に転校生が来たことを話したら声を掛けてみてって言われて。お願いっ、見学だけでも良いから」
(あんまり興味はないけど・・断る理由もないからなぁ・・)
「うん。見学だけなら」
折角声を掛けてもらえて嬉しかったこともあり、私はその日、川崎さん達に連れられて家庭科部の活動の様子を見に行くことにした。