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君を孕ませたい
第11章 新しい生活
「実咲、顔を上げてちゃんと見て」



翼さんに促されおずおずと顔を上げると、
玄関ホールの大きな全身鏡に映る私の姿が目に入る。



下着越しに見える乳房や、
裂けたクロッチ部分から覗く陰裂、
それらが差し込む夕陽に照らされはっきりと見て取れて
こんな卑猥な格好をしているという恥ずかしさと
それを翼さんに見られているという僅かに高揚感の混じる羞恥心とで
私はぞくりと小さな身震いをした。



「実咲、似合ってる。すっごくいやらしいね」

翼さんは羞恥心で震えそうな私のことなんて気にも留めないかのように全身をまじまじと見回す。



可愛い

そう何度も囁いて私の臍部にちゅうっと僅かな痛みが伴う痕を残す。



満足したのか、翼さんの視姦から解放されたのは数分経った後のことで、手を引かれリビングのソファへと連れられる間も、私は恥ずかしさを拭うことが出来ずにいた。



「シャワー浴びてくるから待っててね。これから俺にどんな風に愛されるか想像して待ってるんだよ」

翼さんはそう言い残すと私を一人リビングに残し、浴室へと行ってしまった。



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