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君を孕ませたい
第1章 被っていた仮面
「お願いですっ。私にも何かお手伝いさせて下さい」
数日間の出張から戻り、報告を兼ねて祖父の家に立ち寄ると玄関ホールで祖父と少女が何やら話しているのが聞こえてきた。
「実咲ちゃんは勉強と部活を精一杯頑張りなさい」
「でもっ・・・」
コツコツと足音を立て近寄ると2人がこちらに気付き声を掛けてきた。
「ああ、翼。今日戻るんだったのか。お帰り」
白髪混じりの髪を携えたこの老人は俺の祖父だ。曽祖父が興した会社を引継ぎ、祖父の代で従業員300人程の企業にまで伸し上げた。
数年前に海外進出も果たし、現在海外の支社長を務める父は母と共に欧州に拠点を移し、この邸宅には祖父が1人で住み昼間に通いの家政婦が来るだけだ。
「ただいま。じいちゃんが言っていた引き取る子ってその子?」
目の前にいる小柄な少女をちらりと視界に入れる。
「ああ、実咲ちゃんだ。お前も何度も会っているよな?」
「なんとなくは覚えているけど・・確か最後に会ったのは10年位前だよね?」
昔の記憶を辿りながら少女に視線をやる。
「こ、こんにちは。これからお世話になります」
自分の視線に気付いた少女は照れくさそうにぺこりと頭を下げた。
「久しぶり・・って言っても君は覚えてないよね。確かまだ幼稚園位だったし」
10年前の姿をぼんやりと思い浮かべながらじっと見つめる。
身長は150cm前後、体重は40キロ未満といったところか・・
くりくりとした大きな瞳に柔らかそうな頬
ふっくらとした唇
肩まである艶やかな黒髪に白い肌
幼い頃も可愛らしい顔をしていたが、更に美少女へと成長を遂げている。
「あ・・なんとなく覚えてます。あの、自転車教えてくれた翼お兄ちゃんですよね?」
「そんな事もあったね、懐かしい」
10数年前を思い出し思わず笑いが零れる。
数日間の出張から戻り、報告を兼ねて祖父の家に立ち寄ると玄関ホールで祖父と少女が何やら話しているのが聞こえてきた。
「実咲ちゃんは勉強と部活を精一杯頑張りなさい」
「でもっ・・・」
コツコツと足音を立て近寄ると2人がこちらに気付き声を掛けてきた。
「ああ、翼。今日戻るんだったのか。お帰り」
白髪混じりの髪を携えたこの老人は俺の祖父だ。曽祖父が興した会社を引継ぎ、祖父の代で従業員300人程の企業にまで伸し上げた。
数年前に海外進出も果たし、現在海外の支社長を務める父は母と共に欧州に拠点を移し、この邸宅には祖父が1人で住み昼間に通いの家政婦が来るだけだ。
「ただいま。じいちゃんが言っていた引き取る子ってその子?」
目の前にいる小柄な少女をちらりと視界に入れる。
「ああ、実咲ちゃんだ。お前も何度も会っているよな?」
「なんとなくは覚えているけど・・確か最後に会ったのは10年位前だよね?」
昔の記憶を辿りながら少女に視線をやる。
「こ、こんにちは。これからお世話になります」
自分の視線に気付いた少女は照れくさそうにぺこりと頭を下げた。
「久しぶり・・って言っても君は覚えてないよね。確かまだ幼稚園位だったし」
10年前の姿をぼんやりと思い浮かべながらじっと見つめる。
身長は150cm前後、体重は40キロ未満といったところか・・
くりくりとした大きな瞳に柔らかそうな頬
ふっくらとした唇
肩まである艶やかな黒髪に白い肌
幼い頃も可愛らしい顔をしていたが、更に美少女へと成長を遂げている。
「あ・・なんとなく覚えてます。あの、自転車教えてくれた翼お兄ちゃんですよね?」
「そんな事もあったね、懐かしい」
10数年前を思い出し思わず笑いが零れる。