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君を孕ませたい
第2章 見え隠れする優しさ
「どうしたの?早くこっちおいで」

リビングのソファに座り傍に来るよう両手を広げ促す。



服も着させない
そう言っていた通り翼さんは下着すら身に着ける事を許してはくれなかった。



リビングにはお昼の日差しが差し込んでいてこんなにも明るいなか一糸まとわぬ姿でいる事がとても恥ずかしい。



翼さんももちろん何も身に着けてはいなくて、どこに視線を落としていいのかその事にも戸惑う。



「早くおいで」

リビングの扉の前で立ち尽くす私の元に寄って来て手を引かれ中へと連れて行かれる。



少しでもその体を隠すよう片腕で前を隠すが意味のない事は分かっている。



ソファに座らさせるのだろうと思っていたら、キッチンの奥にある浴室へと連れて行かれた。



「汗でベトベトでしょ?体洗ってあげるから」



温めのお湯をあてられ、ボディソープを掌に取り直接手で全身を洗われる。



そっと、とても大切なものを洗うかのように優しく全身に手を這わす。



朝方まで何度も何度も抱かれた私の体の奥には大量の精液が溜まったままで、それもそっと指でかき出すように中を洗われる。



「・・・んっ」

覚えたばかりの快感に思わず小さな吐息が漏れてしまう。



その吐息が翼さんにも聞こえたようで、わざとゆっくりと中に挿れた指を動かしながら私の反応を見て楽しんでいる。



「実咲、もしかしてエッチな気分になっちゃった?」

その端正な顔をにやりとさせながら私をじっと見つめる。



「違いますっ、あとはもう自分で洗うので先に出ててください」



「駄目だよ。言ったでしょ?お風呂もトイレも一緒だよって。・・そういえば実咲は昨夜からトイレ行ってないよね?我慢してるんじゃない?」



「・・・っ」

翼さんの考えている事がなんとなくわかりビックリして言葉に詰まる。




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