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幸せになれる恋
第11章 カップル
「桜、明日は何かある?」
「明日は別に何もないです!」
「なら明日もデートな。」
「明日も////…」
「嫌?嫌なら言って。」
「嫌じゃないです。」
「ならまた付き合って。
行きたいとこあるんだよ」
「どこですか?」
「...す…」
「えっ?どこですか?」
「す…く。…か、ん」
「え?聞こえないんですけど。」
「水族館...」
「水族館?聖さん////
水族館好きなんですか?///」
「だったら何...。
行きたくないならいい。」
「ふふふっ。
行きたくないなんて言ってませんよ。
水族館かー!久しぶりな気がします」
「行ってくれんの?」
「楽しみですね」
ニッコリ笑った桜の顔は
輝いて見える。
聖は桜のこの笑顔を消したくないと
ずっと見ていたいと。
「でもどうして水族館なんですか?」
「参考にしたいことがあって。
見て勉強したいから。
写真も撮れるし」
「勉強??」
「そう。仕事でね、
今度カフェのレイアウト考えてんの。
そこの壁に水槽埋め込んでほしいって
言われたけどよく分かんねぇから
見たい。
カフェによって
魚を多めにするか
水草とか水木とか多くするか
どんな魚入れるかとか
考えるとキリがなくて。
スマホで調べたりしたけど
イマイチなんだよ。
だから実際見たい。
見たら違うかもしんねぇからな…」