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幸せになれる恋
第14章 二人の時間




食べた後の食器や調理器具など
聖が洗い、桜が流して伏せていく。


全て洗い、ひと息つく間もなく
聖は桜の腕を掴んで引っ張る。


「ち、ちょっと。どこ行くんですか?」

「風呂入るんだけど」

「お先にどうぞっっ!」

「無理。一緒に入る!」

「無理です。一人でどうぞ。」

「昨日風呂で寝たやつをほっておけない。」

「今日は今眠くないし大丈夫ですから。」

「飯食うまでそこのソファーで
寝てたのは誰ですかね?」

「今は!大丈夫です」

「だめ。一緒に入った方が効率いいから。」

「っっ。じ、じゃー、先に入っててください」

「どこ行くんだよ?」

「トイレに行ってから…」

「なら待ってるよ!」

「何で?」

「お前の考えてる事分かるから。
どうせトイレ行くから先に入れって言って
どうせ入って来ないんだろ?」

「!!!!!!そんなこと。ない…から。」

「バレバレなんだよ。
無駄なことするな!
ほら、入るぞ」

「むーりーーーー。」

「ならシャンプーとか全部済ませて
浴槽に浸かっとけ。
後で入るからな。5分したら入るから。」

「5分...」

「はやくしろよ。よーいスタート。」

「わーーーー!聖さんひどい。
鬼だ鬼。意地悪。変態ーーーー」

「ブツブツ言ってるとどんどん時間なくなるぞ。
早くしろよ。」





桜はブツブツ言いながら脱衣場に
下着とパジャマを持って行った。

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