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第18章 今度こそ

お互いの気持ちの再確認と
これからの約束を新たにした2人

心は繋がった。
けど聖は物足りなさを感じていた。


桜を身体で感じたい。
素直に抱きたいと思った。


「桜。今日夜鍋にする。
何鍋がいい？」

「決めていいんですか？」

「うん。材料足りなかったら買いに行こう。
出るの嫌ならあるもので作るけど。」

「今日は出たくないかな。
だからある物で聖さんのとっておきのお鍋
作ってください。」

「分かった。じゃあ、特製トマト鍋な。
〆はパスタにしよう！」

「おいしそうですね！」

「あ、そうだ。明日も有給もらったから
午前中に桜のマンション少し片付けに行くぞ。
それからお昼は今設計中のカフェのオーナーが
ランチ作ってくれるって言ってたから
そこにランチ行って
昼からは家でゆっくりしような」

「ランチ。
仕事休んでるのに．．．」

「俺は有給だし問題ない。
桜だって気分転換だからいいよ。」

「でも、みんな働いてるのに…」

「みんなって。
それでもしクビになったらそれでいい。
俺がもらってやるから家に居ればいい。
暇なら習い事するか？
料理教室通うか？はははっ」

「バカにしてますよね？」

「くくくっ。
あー、ホントにお前可愛すぎて
虐めたくなる！あー楽しいな」

「意地悪。」

「人参細くするの得意だろ？」

「もーーーーお願いですから辞めて…」





はははっ！！と笑いながら
聖と桜は穏やかな気分だった。