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幸せになれる恋
第19章 お姉ちゃんと聖さん


『伊東さん。桜とはどこで知り合ったんですか?』

「駅です。緑さん。
そのことなのですが…
すみませんでした。」

『どうして謝るんですか?』

「また辛い思いをさせてしまいました。
お話ししてもいいですか?
桜には許可をもらいました。」

『…分かりました。』

「お姉ちゃん!!聖さんは悪くないから。」
「桜、大丈夫。ちゃんと話すよ。」

『お願いします』

「仕事帰り、桜にしては遅い時間。
俺にとってはかなり早い時間でした。
職場近くの駅で桜とぶつかったんです。
初めは電車に乗らない桜を見て早く乗ればいいのに
って思ってて話の流れから電車に乗せたんです。
二十歳の頃の事がフラッシュバックしたんでしょう。
怖がる桜に気づけず無理させてたら
男が桜のスカートに手を入れているのが見えた。
だから次の駅で桜と降りてそいつを駅員に
引き渡したんです。
それから電車に乗るのが怖いと言うので
一緒に乗る約束をしました」

『伊東さん。なぜ会ったばかりの桜に
そこまでするんですか?』

「会ったばかりでしたが実は俺は
初めてではないんです。駅とか電車の中で
桜を見たことがありました。
だからその日に初めて顔を合わせただけで
俺は桜を知ってたんです。
スーツばかり着ている中に女が私服って
かなり目立ちますからね。」

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