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幸せになれる恋
第22章 聖とのこれから
「なー、桜。
桜はどうしたい?
俺は桜がしたいって思うようにしたい。
会社行きながら安定した収入あるけど
桜と24時間一緒に居られない。
自分で事務所作ってやると
一緒に居られるけど安定しない。
桜はどっちがいいと思う?」
「私は...」
「しばらくは休めるよ。
有給も使ってなかったし。
でもそうは長く続けられないから。」
「聖さんがいいようにして下さい。
私はここに居させてもらえたらいいです…
行くところないから...」
「桜の家だからここにいていいよ。
そうだ。気分転換に俺の実家行くか?
おふくろよく喋るし変なこと考える時間ないし。
兄貴のとこの子供もいるだろうから
遊んでやってよ。
弟と妹も仕事終わったら帰ってくるし。」
「子供?」
「そう。2歳の男の子。やんちゃだから
手が離せない。
後は犬がいるから散歩したらいいよ。」
「楽しそう。」
「よし、なら行くぞ。
大丈夫。泊まりになるかもしれねぇから
一応準備だけしていくか。」
桜は楽しそうだなと思い笑顔で頷いたつもりだったが
どうやらひきつっていたらしたい。
「犬苦手?苦手なら辞めた方がいいかもな。
ルルって言うんだけどこいつも手がかかる。
人が好きだから甘えてくる。大丈夫?」
「はい!」
二人はキャリーケースに荷物を詰めて
聖が実家に連絡した。