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幸せになれる恋
第22章 聖とのこれから
「はい。伊東です。
はい...はい。
ありがとうございます。
はい。失礼します。」
「お仕事ですか?」
「あぁ。明日百貨店も寄る。
お前居るものある?」
「いえ。ないです!」
「なら受け取るだけだから車で待ってて。
躾の仕方でもスマホで調べてろよ。」
「はい!!」
翌日、桜たちはマンションを探しに行った。
ワンルームだと事務所に来た人が
犬にビックリするだろうから
リビングを事務所にして
他に私物などを少ししまう部屋と
桜と犬が一緒に居れる部屋を設けるため
2LDKの部屋になった。
それから百貨店に行きモノを受け取って
ペットショップに向かった。
ここでは桜が支払いをすると
譲らなかった。
別にそれを買ったからって無駄遣いではないのに
勿体ないから!!と言いながら
次々とカートに入れている。
そしてここは自分が払うからと
聖の出したカードを突き返してきた。
そして桜は自分のカードで支払いをした。
「俺のカードでよかっただろ。」
「ダメです。モフモフ飼うために
聖さんはいろいろしてくれたの。
だからモフモフはちゃんと私が世話するの。
だから自分で払わないと意味ないんです。」
桜の意思は堅かったのだ。
「分かった。頑張れよ躾。
モフモフはお前が責任持って育てろよ。
分かったかモフモフのお母さん。」
「はい!!頑張ります!
だから聖さんも一緒に!!
だって私がお母さんなら
聖さんはモフモフのお父さんだから!!」
「/////!!!!!
お前...すげぇ事ぶっ込んだな。
ある意味でヤられた。」
桜は首を捻ってポカンとしていた。
桜には聖の言った意味がよく分かっていなかったが
その意味を理解する事が数日後に起こる。