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幸せになれる恋
第22章 聖とのこれから
聖は一週間有給を使って
今受けているカフェの設計をしたら
退職させてもらうことにした。
今回の件で上の役員にも話がまわっていて
社長直々に退職することを急だけど
受理してもらえた。
カフェの仕事も家に居ながら
設計部と連絡を取りながらさせてもらうことに。
「聖さんよかったんですか?
これから節約しなきゃ...」
「あのな桜。お前元々俺の金で
生活してねぇだろ。
それに節約するのはどうせ食費からだろ。
大丈夫です。俺がちゃんと自炊して
節約しますから。」
「ホント嫌味ですか?
料理出来ないからっていつまでも
そうやって私をバカにするんですから…」
「ははは!悪かったよ。
そうだ。事務所にするマンション
探しに明日出るよ。桜も一緒にな。
それからルルを譲ってくれたブリーダーさんから
数日でルルと同じ種類の仔犬
飼うことにしたから。
だから躾のやり方一応勉強しとけよ。」
「嘘!!!!!!
グレートピレニーズ飼っていいの?
マンションなのに?」
「ここは分譲だから大丈夫。
ただ、マンションで会った住人はでかいから
ビックリするだろな。
あとは事務所にするマンションを
ペットOKのところで探さないとな」
「ほんとに!?モフモフ飼えるの?
凄く嬉しい!!!
聖さんありがとうございます」
桜は目を輝かせながら
聖に抱きついた。
「おっ、嬉しいことしてくれるな。
それは何?俺への感謝?
それとも犬飼える喜び?」
「そんなのもちろん...
モフモフ飼えるから!!」
「.........。
...ショック。」
聖は本気でショックを受けていた。
「あっ!マンション見に行った帰りに
ペットショップ寄ってください!!
モフモフのために色々揃えないと!」
何か元気になってよかった。と
胸をなで下ろす聖。
桜を見つめながら微笑んでいた。
と同時に電話が鳴った。