この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
幸せになれる恋
第23章 プロポーズ

見せられたスマホに写っていたのは
ラッキーと笑っている桜が
顔をピッタリとつけている写真だった。
可愛い…と
それだけだった。
欲しいと思った。
「いつ撮ったんだ?」
「ラッキーがきてすぐに♡」
「いいな。ラッキー可愛いな」
「ラッキーが?」
「あぁ。可愛くねぇのか?」
「ラッキーだけ…?」
「あ?何。」
「可愛いのはラッキーだけ?」
顔を真っ赤にしながら下を向いて喋る桜
それはそれで可愛い。
「可愛いよ。ラッキーも桜も」
照れながら
「ありがとうございます///」
「それ送って。欲しい」
「ふふふ。分かりました!」
何かいいな。
生きててよかった。
桜が無事でよかった。
「桜俺動けないんだよ。
だからこっち来て」
聖はベッドをポンポン叩いた。
桜も言われた通りベッドに座った。
聖は桜にキスをした。
舌を絡めて桜が息をしにくそうにしていても
聖は辞める事ができなかった。
それだけ今この瞬間を感じたかったのだ。

