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第4章 気持ち

「でも、料理なんてしたことないんです。」

「だったらやってみろよ」

「料理教室通わないと…」

「そんなのいらねぇだろ」

「ダメです。するならちゃんとしたいんです」

「変なとこ真面目なんだな」

「ショップの店長にも言われました。
そんなに食べなくて細いと
店長とかの役職やってもらいたいのに
体調が不安で任せられないって」

「桜、仕事何なの？」

「私ショップで働いてるんです」

「へー、だから毎日スーツじゃなくて
私服なんだ」

「そうなんです！洋服のコーディネートとか
考えてると楽しくてあっという間に…
っていうかなんで、、、？」

「あ？何が？」

「なんで私が毎日スーツじゃなくて
私服って知ってるんですか？」

「見てたから」

「え？」

「駅でお前見てた」

「まさか……」

「ストーカーじゃねぇからな」

「////あ、のエスパーですか？」

「は？」

「私の心の声出てます？
さっきから私の言葉聞く前に
聖さん話してますよね？」