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幸せになれる恋
第4章 気持ち
「俺はエスパーじゃないし
ストーカーでもない。
ただ桜が思ってること顔に出しすぎなだけ」
「出てますか…?」
「あー、ガッツリな……
なのにさっきの電車のことは気づいてやれなかった」
「あのその事はもういい」
「よくない。よくねぇんだよ…
桜がよくても俺がよくない」
「聖さん」
「何…?」
「そんなに自分を責めないで下さい」
「…」
「私嬉しかったんです。
だって初めて会って話したのに
電車に乗ってくれて傍に居てくれたから」
「あれは…」
「その気持ちだけで充分なんです」
「桜…お前って」
「聖さん。ありがとうございます」
ありがとうと言われてその後何も言えず
あっという間に駅に着いた。
桜が私が払うと言うのでいらないと突き返す
桜が現金をだすのを突き返してから
俺は自分のカードをだして支払いをした。