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幸せになれる恋
第26章 梅雨の合間の楽しみ

『はい。近藤です。』
「聖だけど…今いいか?」
『大丈夫だ、連れて来いよ。』
「は?」
『どうせBBQの時のラッキーの事だろ。
俺はいいから連れて来てやれよ。
じゃないと桜ちゃん来ないとか言うだろ。
嫁も気に入ったらしい。』
「お前もすごいな。優とBBQの約束しただけで
ラッキーのことまで先回りして考えてんだな。」
『一応弁護士なのでいろいろ考えるんだよ。』
「ありがとう、桜も喜ぶよ。」
『楽しみにしとくよ。』
「あぁ。またな。」
事故の時桜は貴史にラッキーをお願いした。
その時に嫁がラッキーを気に入ったらしく
オッケーをもらえた。
貴史も嫁には弱いな。
ダメだったらおふくろがまた桜に会えるって
喜んだだろうな。
来週末はまた実家に顔出すか。
「桜、貴史がラッキーも連れて来いって」
「本当ですか♡ラッキーBBQだよ!
たのしみだね!いっぱい走ろうねー」
何かラッキーばっかりだけど
桜が幸せならそれでいっか。

