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幸せになれる恋
第27章 夏の思い出

「緑さん。今日はお話だけしに来ました。
実は先日桜にプロポーズして受けてもらいました。
今年のクリスマスに入籍したいと思ってます。」
『桜ほんとなの?』
「うん。本当だよ。」
『お付き合い短いみたいだけど大丈夫なの?』
「うん。時間じゃないでしょ?」
「実はいろいろあって会社は退職しました。
それから今自分で設計事務所をしてます。
桜にも手伝ってもらわないといけなくて
桜も退職して今一緒に仕事してます。」
『どうして?あれだけショップで働くの
好きだって言ってたじゃない…』
「いろいろあってね…
でも、今も事務所に来たお客様と
お話してるし楽しいよ?
ラッキーも一緒に出勤するの。」
『でも、そんなに早く結婚しなくても。』
『緑。さくらちゃんと聖くんなら大丈夫です。
二人とも幸せそうな顔してるし
聖くんはしっかりしてるじゃないか。』
『達也はいいと思うの?』
『あの二人なら大丈夫です。
俺はそう思いますよ。』
緑はしばらく無言だった。

