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幸せになれる恋
第27章 夏の思い出

家に帰ってからも聖のダメだが連発。
あの水着はダメだ
ワンピースのスカートが短いだの...
うるさい!
オシャレなの
ほっといてーと言いたいのを我慢して
軽く無視しながら準備をした。
出発前夜
桜は初めての沖縄にドキドキし
あまり眠れなかった。
朝起きてから
聖は朝ごはんの支度をしながら
室内に洗濯物を干して
桜はラッキーの散歩に行っていた。
「ただいま帰りました。」
「おかえり桜、ラッキー
朝ごはん出来たから早く座れよ。」
「はい。手洗いしてきます。」
二人は朝ごはんを食べて
すぐ聖の実家に向かった。
ラッキーを預けるために。
海沿いを通りながら
桜はテンション高めに聖に問いかける。
「聖さんは沖縄行った事あるんですか?」
「あるよ。」
「優さんたちと?」
「いや…仕事で。麗華と。」
「っ!!!付き合ってた時ですか?」
「そーだったかな。」
ダメだ…
泣いちゃダメ...
今から楽しい旅行なのに
初めての沖縄なんだから
泣いたら台無しになっちゃうし
もうすぐ聖の実家に着くのに...
そう思っていても
無意識に涙が溢れた…

