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幸せになれる恋
第27章 夏の思い出

夕方までぐっすり寝てしまった二人は
起きてからご飯を食べに行くため
ホテルを出てきてガイドブック片手に
あるきまわっていた。
小さな売店の前に
ベンチに腰掛けたお婆さんがいたから
おいしいお店を聞いてみた。
すると丁寧に数件教えてもらった。
二人でお礼を言って立ち去ろうとした時に
これ食べてと渡された物...
干し梅?
二人の掌に数個出して
またねーと手を振っていた。
「何で干し梅なんですかね?」
「そーいえば前に来た時
飛行機の中で沖縄の婆さんに遭遇して
飛行機の中で渡されたの思い出した。」
桜はスマホで検索した。
するとそういう事になった旅行者が
過去にもいて投稿していた。
「聖さん。沖縄ではあるあるみたいですね」
「あー、そうみたいだな。
じゃ、行くか。居酒屋行って
飲んで明日は水族館行こう。
ちょっと天気崩れるらしいから。」
「ジンベイザメ楽しみです♡」
「あんなでっかいのが好きなのか?
犬といい、魚といいどうなってんだよ…」
「あの大きな横広い口が好きです!
犬も大きい方が安心できるから」
聖はなるほど。と納得出来た。
それは今までの生活で求めていたものなんだと…

