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幸せになれる恋
第30章 引越し
「わざわざ迎えに来てくださってありがとうございます。」
『何言ってるの。
今早苗ちゃんがつわりで誠に構ってあげられないの。
そしたら桜ちゃん呼べってうるさくて…』
義母は申し訳なさそうに謝ってくるが
桜も聖がいない時間をどう過ごそうか
悩んでるくらいだったからちょうど良かった。
『それにしても聖の仕事は順調なのね。』
「はい。今はいろいろ大変みたいで…
それに聖さんの体調もあまりよくなさそうなんです。」
そう。桜は聖が最近熱っぽいことを気にしていた。
聖やな言うが大丈夫、気のせいだよ。と
言われて病院に行こうとしない。
『そんなに聖が忙しいなら
こっちに引っ越してくれば??
そしたらいちいち聖の事気にしなくても
あの子の実家だし問題ないでしょ?』
誠くんと一段落ついた時に義母と話していると
誠くんは嬉しそうに笑っておいでよ!と言ってくれた。
私もみんなのことが大好きだから嬉しいことだけど
こればっかりは聖に相談しなくてはと思い
一旦保留にしてもらった。
夜もう10時もすぎた時に聖が迎えに来て
桜とラッキーはマンションに戻ってきた。
聖はフラフラで寝室に行きスーツを脱ぐ。