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幸せになれる恋
第30章 引越し
翌日義母は本当にやって来て運べる荷物は
少しずつ運んでいくことにした。
『もう朝ね誠に桜ちゃんがここに住むのよ。
って話したら大騒ぎ…
ばぁば早く行ってきてって追い出されたわ!』
甥っ子にあたる誠は喜んでくれたみたいで
さくらも安心することが出来た。
『んー。でもこのマンション売っちゃうの
勿体ないわね...』
義母の言葉に確かにと思った桜。
聖にどうするのか聞いてみると
ここは売らないと言われた。
「売ろうかと思ったけど
ここ駅近くて便利だからな。
いつか実家出るってなったらここに戻ってこれるし
それまではこっちに事務所を移すよ。」
『あら、実家出ることなんてないわよ!
これからみんなで楽しくワイワイするの!
部屋も沢山余ってるんだから
みんなで過ごすのよ』
義母はもう私たちを外にはやらないと言い
もし子供が出来ても困らないからねと
私たちを置いて会話を進める…
「楽しそう!」
「桜、母さんの相手疲れるぞ?!
早苗ちゃん嬉しいだろうな。
母さんの相手する時間が減るからー」
聖は笑いながら言ったが義母は
聖ー!!と怒っていた。
そして少しの荷物と私たちが家に着くと
熱烈な歓迎を受けた。